中古車選びの要注意ポイント

走行距離

 中古車を判断する目安として最も多用されるのはやはり走行距離です。そのクルマがどれくらい使われたのかを客観的な数値で示してくれるからです。

 したがって、走行距離が短い中古車ほど新しく消耗が少ないと判断され、より高価になります。通常、走行距離8万キロ以上になるとだんだんランクが落ちていき、10万キロまでいくと決定的に価格が落ちます。それ以上は、何キロでもだいたい同じようなものです。

 中古車ショップやオークションではそのクルマの走行距離を表示していますので、ひとつの目安となるでしょう。

 車検では整備記録簿があり。これをみればクルマの走行距離もわかりますます。この整備記録簿は普通であればクルマに乗せっぱなしになるもですが、中古車ではなぜかついて来ません。クルマを売った元の所有者がわざわざ回収するはずはありませんから、販売者側で処分していると考えられます。

 また、メーターも販売者側で手を加えている可能性があります。

したがって走行距離は絶対に正しいとはいえませんので、注意が必要です。これを素人が見破ることはできませんから、他の判断基準も作ることが必要です。

●事故車

 事故を起こした車両を事故車といいます。販売する側の基準としてはフレームの修復までをしたようなものを事故車と呼ぶようです。これはかなりの大事故ですね。しかし、一般の人が事故と考えるのは当てたとか擦ったとか、小規模なものを想定しているでしょう。 

また、ドアやボンネット、外部パネルの交換をした場合は事故車には含んでいません。ドア交換を要するダメージを受ける状況は、一般の基準なら普通に事故ですが、クルマや基準では事故という程でもない、というわけです。

そのため、外観などになにか違和感があっても「事故車ではないのですか?」と訊いても意味はありません。おかしいと思った箇所に関して、「ここを直してないですか?」と質問してみるほうが期待していた回答が返ってくるでしょう。

 また、本当はそこまで傷んでいなくても修理が悪いために事故車扱いになってしまうこともあります。こうしたクルマであれば、中身が問題なければお得物件と言えます。

 ただし、事故車には以下の様なリスクがあります。

・あとから異常が出てしまうかもしれない。

 修理がいい加減だと、不具合が出てしまったり車検が通りにくくなる可能性があります。

安全性の問題。

 一度ダメージを受けた金属は、どんなに上手く直しても当初と同様の強度には戻りませんので、メーカー出荷時と同様の対事故性能ではなくなっている可能性があります。

・下取り価格が安い

 事故車は買うときに安価だったのと同様に、売るときはさらに安く買い叩かれることになります。

中古車関連情報

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●オイル

 エンジンオイルはエンジン内部を綺麗に保つのに非常に重要な役割を果たします。近年のエンジンオイルは非常に高品質なので、たまの整備の時に交換するだけで充分ですし、新車では一年間交換を要しないと謳っていることもあります。

 このように素材や技術の進歩でメンテナンス頻度が下がっているとはいえ、オイル交換を怠っているとエンジンのダメージが蓄積していきます。走行距離が5万キロを過ぎたあたりから、こうした細かいメンテナンスの有無がエンジンの状態に反映されていきます。特に、こうしたことに知識のない女性オーナーのクルマはオイル交換がされていないことが多く要注意です。

 中古車をみるときは、必ずオイルフィラーキャップをとってキャップの内側、ヘッド内部など見える範囲のところはしっかりと確認するようにします。オイルが黒いのは、少しでも走ればそうなるものですから気にしないでも大丈夫です。

逆に、新品のオイルが入っている方が怪しいといえるでしょう。なるべく元手を安くし高く売りたいのがショップの心理なのに、わざわざ新品のオイルを入れるなどと余計なコストをかける理由は、「整備をえないくらいエンジンが傷んでいた」という以外にありえないですからね。

●ホイールアライメントとタイヤの損耗率

クルマとタイヤの取り付け角度のことをホイールアライメントといいます。長期にわたる使用などで、これがずれて歪んでしまうことがあります。そうなると車両の安定性が損なわれます。特に走行距離がないとアライメントが狂ってしまう事が多いです。

これに関して、展示の際はキレイなタイヤをつけて見栄えをよくしていて、受け渡し時には別のタイヤに交換しているということもあり、実際に受け取るとアライメントが狂っていた、ということがあります。

また、タイヤの損耗率の表記も、店頭においてあるクルマが装着しているタイヤを元のオーナーのところにあったときにも使っていたかどうかはわかりませんので、当てにしないでください。

●臭い

中古車はペットの臭い、乳幼児の排泄物や吐瀉物の臭いが内装に染み付いていることがあります。また水没車というほどではなくても、何かをこぼしたなどでも臭いは残ります。ショップに展示しているときにはごまかしていても、購入後にしばらく使っているとごまかしくれなくなってきます。クルマは密室ですので、生理的に耐えられない臭いがついていると致命的です。

またオークションを利用すると、こうした臭いに関しては全くチェックできませんので要注意です。

中古車を選ぶときはちょっとでも違和感のある臭いがしたら購入を控えたほうが無難です。

自動車の情報サイト

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